<我が家のリノベーション録> 荒壁・中塗り
仕事
♦︎半年発酵させた土壁に藁を混ぜて荒壁塗りスタート
竹小舞でつくった下地にコテで押し付けるように塗って
いきます。
裏側からみると「ぶちゅっ」と程よくはみ出してるのが
いい具合。
片面塗ったら1ヶ月強乾かして裏側も塗るのですが、乾
かし途中に発芽してる稲を発見!
壁に命が宿るなんて素晴らしすぎます。
両面塗って更に1ヶ月強乾かし、表面が割れてくると荒
壁塗り完成です。
♦︎荒壁塗りの後は中塗り
荒壁の凸凹を整える「大直し」で下地を作り、その上か
ら仕上げをしていきます。
2枚目写真。
材料は左から、中塗土、藁スサ、川砂。
その昔、庶民の家はこの「中塗り仕上」を壁の最終仕上
げとしており、身分の高い家ではこの上に「上塗り」を
して漆喰などで仕上げていたとか。。。
我が家は庶民なので迷わず「中塗り仕上」を選択しまし
たが(金額も安くなる為)触るとポロポロ落ちやすいの
と、色が濃くなってしまうので、中塗り土に石灰を混ぜ
て、硬くて白めの中塗り仕上 (半田<ハンダ>仕上) にし
ました。
石灰が入るとカビにも強くなるので一石三鳥。